『けものフレンズ』の各エピソードの完成度についての解説 第1話
『けものフレンズ』1期は全体的なシリーズ構成もさることながら、各エピソードについても非常に完成度が高い
1話につき実質約20分という時間的制約の中で、各話で舞台を変えつつ、ストーリーを盛り上げ、オチをしっかりつけて次話へと繋ぎきっている
エピソードをピックアップして解説してみよう
1話につき実質約20分という時間的制約の中で、各話で舞台を変えつつ、ストーリーを盛り上げ、オチをしっかりつけて次話へと繋ぎきっている
エピソードをピックアップして解説してみよう
まずは第1話『さばんなちほー』からだ
このエピソードは作品の幕開けということで、視聴者へ伝えなければならない複数の「必須項目」がある
つまり
・世界観、舞台設定
・主人公のキャラクター、目的
・「相棒」との関係性
といった、シリーズ第1話に必ず要求される要素だ
このエピソードは作品の幕開けということで、視聴者へ伝えなければならない複数の「必須項目」がある
つまり
・世界観、舞台設定
・主人公のキャラクター、目的
・「相棒」との関係性
といった、シリーズ第1話に必ず要求される要素だ
中盤に挿入される動物解説、エンディングでのOP曲、次話への繋ぎを兼ねたアライグマ一行とPPPのパートを除くと、『さばんなちほー』は21分10秒のエピソードだ
シーンは以下の10個の場面で構成されている
①草原 出会い(0:00 - 4:33)
②草原 旅への出発(4:34 - 5:39)
シーンは以下の10個の場面で構成されている
①草原 出会い(0:00 - 4:33)
②草原 旅への出発(4:34 - 5:39)
③岩場・小川 セルリアン(5:40 - 7:54)
④木陰 休憩(7:55 - 9:22)
・解説(9:23 - 9:52)
⑤木登り(9:53 - 10:46)
⑥坂道~池(10:47 - 14:17)
⑦案内板(14:18 - 14:59)
⑧ゲート 大セルリアン(15:00 - 18:00)
⑨ゲート 別れ(18:01 - 20:00)
⑩道 夜(20:01 - 21:41)
④木陰 休憩(7:55 - 9:22)
・解説(9:23 - 9:52)
⑤木登り(9:53 - 10:46)
⑥坂道~池(10:47 - 14:17)
⑦案内板(14:18 - 14:59)
⑧ゲート 大セルリアン(15:00 - 18:00)
⑨ゲート 別れ(18:01 - 20:00)
⑩道 夜(20:01 - 21:41)
第一幕での設定の提示は非常に端的だ
自分が何のフレンズであるかわからない主人公「かばん」は、サーバルに勧められ、「図書館」へと向かうことにする
つまり作品の大目標として
「図書館へ向かう」
「自分の素性を調べる」
ということが真っ先にはっきりと設定される
自分が何のフレンズであるかわからない主人公「かばん」は、サーバルに勧められ、「図書館」へと向かうことにする
つまり作品の大目標として
「図書館へ向かう」
「自分の素性を調べる」
ということが真っ先にはっきりと設定される
第二幕はこの「さばんなちほー」における、かばんとサーバルの旅を主軸として描くものだが、重要な要素に「主人公の成長」がある
第一幕の出会いでも「食べないでください!」という言葉によって明示されているが、主人公かばんは、その肉体的な弱さをエピソード前半で強調される
第一幕の出会いでも「食べないでください!」という言葉によって明示されているが、主人公かばんは、その肉体的な弱さをエピソード前半で強調される
③の場面で失敗を繰り返し落ち込むかばんを、サーバルは励ます
続く④でもサーバルはかばんの長所を発見しようとする
この、「主人公劣位」とでも言うべき関係性が、本エピソード、さらには『けものフレンズ』という物語全体で重要な要素になっている
続く④でもサーバルはかばんの長所を発見しようとする
この、「主人公劣位」とでも言うべき関係性が、本エピソード、さらには『けものフレンズ』という物語全体で重要な要素になっている
「主人公劣位」で始まった物語は、終盤において必ず「主人公優位」を示さねばならない
それこそが物語における「逆転」の爽快感であり、視聴者が物語を観る理由だからだ
問題は、「逆転」の布石がどのように配置されるのかだろう
決して「デウス・エクスマキナ」、つまり唐突なものであってはならない
それこそが物語における「逆転」の爽快感であり、視聴者が物語を観る理由だからだ
問題は、「逆転」の布石がどのように配置されるのかだろう
決して「デウス・エクスマキナ」、つまり唐突なものであってはならない
本エピソードではサーバルとの関係性の中に、逆転の種が蒔かれている
サーバルはまず、失敗するかばんへ笑顔で手を差し伸べて引っ張り上げ、敵を倒し、励まし、尻を押して木の上へと持ち上げる
視聴者にもわかりやすい、頼りになる「相棒」からの無償の奉仕だ
サーバルはまず、失敗するかばんへ笑顔で手を差し伸べて引っ張り上げ、敵を倒し、励まし、尻を押して木の上へと持ち上げる
視聴者にもわかりやすい、頼りになる「相棒」からの無償の奉仕だ
木登りのシーンに続く⑥の坂道で、サーバルの個性、そしてこの作品全体を貫くメッセージが明確になる
坂で足を滑らせ膝をついたたかばんの気配に、サーバルが振り向き心配そうな声を上げる
視聴者の誰もが、再び手が差し伸べられることを期待するシーンだ
坂で足を滑らせ膝をついたたかばんの気配に、サーバルが振り向き心配そうな声を上げる
視聴者の誰もが、再び手が差し伸べられることを期待するシーンだ
ところがかばんは一人で立ち上がり、わずかな微笑みを浮かべて歩き始める
サーバルも無言で、どこか嬉しそうにそれを見つめている
手が差し伸べられることはない
サーバルはかばんの保護者ではなく、かばんもまたサーバルに依存する関係を望んでいない
サーバルも無言で、どこか嬉しそうにそれを見つめている
手が差し伸べられることはない
サーバルはかばんの保護者ではなく、かばんもまたサーバルに依存する関係を望んでいない
一人で克服できる困難に対し、もう片方がお節介を焼いたりすることはないのだ
身体能力の優劣があったとしても、ふたりの関係が対等なものであることが、このほんの数秒の、ほぼ無言のシーンで見事に描かれている
わずかな口元の笑み、優しげな視線の表現力が素晴らしい
身体能力の優劣があったとしても、ふたりの関係が対等なものであることが、このほんの数秒の、ほぼ無言のシーンで見事に描かれている
わずかな口元の笑み、優しげな視線の表現力が素晴らしい
ミッドポイントにおけるカバの言葉によって、こうした思想は視聴者に対してもはっきりと示される
曰く「パークの掟は自分の力で生きること」だ
サーバルがいかに肉体的に優れていたとしても、かばんは独力で困難を克服する力を身につける必要がある
それが物語の、真の要点でもある
曰く「パークの掟は自分の力で生きること」だ
サーバルがいかに肉体的に優れていたとしても、かばんは独力で困難を克服する力を身につける必要がある
それが物語の、真の要点でもある
エピソードのクライマックスの前に、もう一つ「種」が蒔かれる
⑦の、かばんが案内板の小箱から地図を取り出すシーンだ
長年ここに暮らしていたサーバルはその存在にすら気づいておらず、箱の開け方もわからない
それは他のフレンズも同様だったことだろう
主人公の特異性が見えてくる
⑦の、かばんが案内板の小箱から地図を取り出すシーンだ
長年ここに暮らしていたサーバルはその存在にすら気づいておらず、箱の開け方もわからない
それは他のフレンズも同様だったことだろう
主人公の特異性が見えてくる
かばんの知能の高さと手先の器用さは、紙飛行機という形になってサーバルの窮地を救う
独力で生きていくことを基本にしつつ、必要な状況では互いの欠点を補うために協力し合う
理想的なパートナーシップが示されたところで、視聴者は主人公の成長を喜び、素直な驚きを見せるサーバルへの愛着を深める
独力で生きていくことを基本にしつつ、必要な状況では互いの欠点を補うために協力し合う
理想的なパートナーシップが示されたところで、視聴者は主人公の成長を喜び、素直な驚きを見せるサーバルへの愛着を深める
ユニークなのは第三幕で、サーバルは一度かばんとの別れを経て、再びついて来る
これは最終話のラストシーンにおいても繰り返されており、その意図について様々な解釈が可能だろう
解釈の一つは、今後のエピソードを通じて出会い別れるフレンズたちと、サーバルとの差異を示すというものだろうか
これは最終話のラストシーンにおいても繰り返されており、その意図について様々な解釈が可能だろう
解釈の一つは、今後のエピソードを通じて出会い別れるフレンズたちと、サーバルとの差異を示すというものだろうか
別の解釈としては、やはり「独力で生きていく」という思想に基づくものだろう
かばんとサーバルは、なんとなくの成り行きで一緒にいるのではなく、あくまで彼女たちの自由意志による選択の結果として共に旅をしているのだ
かばんとサーバルは、なんとなくの成り行きで一緒にいるのではなく、あくまで彼女たちの自由意志による選択の結果として共に旅をしているのだ
コメント
なんだろう
早起きしたからかな?…
(´;ω;`)ウッ…
一期は名作
こうやって言語化していただけると参考にしやすくて非常に助かる。
今まで何度となく見直したり色んな人の解釈を読んだりじっくりと味わったからよーくわかってる
こういう作り手のこだわりが詰まってる作品を見るとすごい満足感があるよね
※2
確かに。
※1
自分もなんでかしらないが目頭が熱く…
文章で淡々と説明されてるだけなのにな
完っ璧!
一期一話の素晴らしさを見事に言語化しておられる!
3話版も上がってますね
サーバルが一目で地図だと認識する早さ
決してばかではない
この記事を受けての本人さんのツイートにちょっと笑ったw
けもフレはめっちゃ美味しいけど技術がぶっ飛びすぎて
何で美味しいのか説明できない類いだから
頭のいい人が説明してくれるとタスカル
アイドル回の必要性は?
米1
米6
同じく
2~10話を続けていくだけでこれは名作子供向けアニメになると確信して、1話と11、12話でこれは神アニメになると確信した
いや、果たしてアニメ作りのときに1話で11、12話のことを考えられる人間がどれほどいるのか…
今日は11話だな
わくわくしてる
おかしい何で泣いてるんだろう
1話でエロ路線だと思って観ていたが少し違う・・・
2話で疲れた後ギスギスになると思ったら違う・・・
3話でカフェ前の草むしり後のアルパカの声に感動してウルッと来て、
あの11話と12話だよ
リアタイで追えて良かったよ
聖イワレルモ大好き
これはとても参考になるよ!
また一期を見直そう管理人記事上げてくれてありがとう!また一期見たくなったよ
序盤派手な演出で惹きつけておいて
なんだか納得いかん終わり方する作品ばっかだから
外面の派手さに頼らず物語を完璧な着地で締めたこの作品は
いつまでも記憶に残るわ
※12
8話はアイドル回の側面もあるけど、「フレンズの世代交代」という概念を分かりやすく表していると思うよ。
他にも温泉やロッジへと続く遺物の利用例とか、ペンギンを用いる事で舞台が島である事や目的地が港である事を自然に公開など、さり気に役割は多いんじゃないかな。
これらの要素を入れつつ、PPP5人+マーゲイのキャラを立て、更にアイドル物のエピソードを1話でやりきる。やっぱ作った人はバケモノやでえ……
※12
アイドルアニメ1クール分の要素をぎゅっと煮詰めて1話に仕立てた良回
アイドル回を入れるのが製作上の都合だったとしても、クオリティはきっちり確保している
全体の流れとしても、ここからしばらく、かばんが「お客さん」としてパークをめぐる話(8・9・10話)になる
※20
そ れ な !
いい意味での脚そ考
たぶん理屈で物語を描いてるんじゃなくて、視聴者に対して真摯な姿勢が自然と素晴らしい表現に繋がったんだと思う
かといって理屈を軽視してるわけでもなさそうだし、感覚半分理論半分だと予想
この解説ってニコニコに動画でなかったっけ?
三幕構成とか大目標がどうとかすごく聞き覚えがあるんだけど
ツイート主があれの作者の人?
箱から地図を取り出すだけでも
・透明という『色』を知覚できる
・箱の構造及び開け方が分かる
・折り畳まれていたものを地図として認識する
というかばんちゃんの特異性が分かる
もしかしたらまだあるかもしれん
※22
当初の構想では3話も後半に配置されていたというからね。
3話が3話に配置されたのは世界観の紹介が優先されたからっぽい。
話数の構成から個々のカット等まで、明確な意図をもって配置されているんやなって。
※12
物語上の必要性があったかと問われれば「なかった」と言える
ただ※22でも言われてるようにあの回はスポンサー都合で必須だったから、そこは致し方ないと思うしかない
下手すると大まかな話の流れまで指定されてた可能性もあるし
本当はそんな都合が無ければもっと良いエピソードが1話分増えてたはずだから正直に言えば残念だが
※25
ツイ主のつぶやきを見ると別人みたい。
三幕構成の動画を最近見つけたっぽいツイートがある。
>>25
別の人じゃないかな
単語が被るのは作劇の基本要素だからでしょ
※25
じゃぱり兄貴の動画はいまや物語考察界隈における必修科目みたいになりつつあるからね
他の人がどんどん参考にしていってるわけよ
つまりはそれがフレンズ!
1話は後から見返してこそ良さがわかる部分がある…
ガイドとしてのサーバルさんと別れてfriendのサーバルちゃんと出会い、さらに旅は続く
つーかコレで商業デビュー作と言うのが信じられん
話の完成度が高すぎる
1話ならともかく全話でまとまっとるからな
次回作は構想ぐらいはあるんだろうか
※24
「お客さん」目線で発注して作った、って言ってたからね。
「誰や、こんなキツいオーダーしやがって」「あ、オレか」
ーという独り芝居みたいなことになってたらしいしw
自身では表現しがたい大事な思いを文章にしたものを読めば※1さんみたいになるのは自然なこと。
尊い・・・
※12
アイドル回はかばんちゃんが木のぼりがうまくなってるって描写あるしいる
わかりみがふかい
最終話との対比もさることながら、全話見てから見直したら発見の連続の1話という感涙モノだった
博識ある人が丁重に解説してくれるととても分かりやすい。
こういうのを自然体でやってるのが凄い
更に、一話の反応が悪いと聞いた監督は二話を突貫でリテイクしてるという事実に驚愕する。大まかな流れを考えていながらも、お客さんの反応の良し悪しで時間ギリギリになろうともリテイクする覚悟と実行力の凄さ。
残念ながら、コアメンはそこを理解できなかった。やはりirodoriチームとコアメンでは根本的にわかりあえなかったのだろうし、だからあんなことしたんだろう。結果は今更だけどね。
かばんちゃんの正体について、かなり重要なヒントも提示されているのがね
この批評ではサーバルちゃん優位で説明されていて、きっと割愛されたんだろうけど、
木陰での休憩時、「あれ、ハァハァしないね?」のセリフで、
「かばんちゃんがサーバルちゃんに比べて長距離移動を得意とする種である」ということも示されている
セルリアンの闊歩する地で生き抜くための力の強さ、って視点に引きずられがちだが、
1話では「お互いに得意なことが違う」って、もう少しソフトな提示の仕方をしていると思う
※12
PPPが居ないと火力不足で黒セル戦で詰み(ペンギンのペチペチは人の骨を折るほどに強い、あのサイズ+数+フレンズ強化でその威力は十分戦力になる)
マーゲイが居ないと怯ませられないので穴掘りが間に合わずフレンズが黒セルに潰されて(取り込まれて)詰み
ケムリクサでもそうだけど、たつき監督の作品って選択肢を一つでも間違えると最終盤で詰む超鬼畜AVG仕様なんだよなぁ
序盤でよわよわミニセルリアン見せてサーバルが「注意だよ!」って言っても
俺らが勝手に「ちょっと変わった日常アニメやん 大袈裟w」って思って
ラストあたりにGセル持ってきて俺ら「ファァァァァ!?」ってなるようにしてるのの上手いよなぁ
※14
大抵のTVシリーズにはシリーズ構成(大体メインライター兼任)がついて、最終回までの大まかな展開を監督などと話し合って決めて、その後で各話のシナリオ作成に入る。それは1クールアニメでも1年のシリーズものでも同じ。
ただしけもエネはシリーズ構成はもちろん、メインスタッフの誰も1クールすら考えられない連中揃いだったせいでああなったと思われる
※24
>いい意味での脚そ考
鬼「はァー、そうことやったんたんかァ」
猫「そういうこと、このあいだ言うてましたよ?」
鬼「そうやった?」
※41
流石にそれはなくないか?
へんたつではツイッターとかでの反応見ながら内容作ってる感じあるけど
30分アニメでそんな事できるの?声優さんたちの都合とかもあるんだし
1話いいですよね
カバさんが良いキャラしてるんだよなぁ
※47
割と有名な話ちゃうかったっけ
俺も相当前のことだから話があやふやになってるけど、1話での反応から2話作り直したとかどっかで読んだ覚えある
少人数で制作してるからこそギリギリのギリギリまで手直し出来る、って話題になったような・・・
どの程度のスクラップ&ビルドをやったのかは定かじゃない(全部なのか、半分なのか、二割程度なのか)が、
声優さんについては、先に素材を色々演じてもらってたんだと思う
>サーバルも無言で、どこか嬉しそうにそれを見つめている
聖母……いい……
※47
何のイベントか忘れたけど、
ほぼ丸々作り直したと本人が言ってるから間違いない。
(順番を入れ替えた、という意味かもしれないけど)
あと2話ではサルのフレンズの予定を
人に近すぎるという理由でコツメに変えた、とも言っている。
3Dモデルも実際使ったキャラの倍以上作ってあったとかいってたような気がする
最初のあーはー!はキツかったなぁ
意味のあるシーンではあるんだけども
何回見てもふるいにかけられてる感じがする
※43
二次創作の漫画だけど、もしサーバルがバスの運転上手かったら5話6話のイベントが発生しないから最後のセルリアン戦で詰むってネタがあった
主人公TUEEEじゃなくて
人間の特徴SUGEEEなのが好感度うpポイント
※51
当初サル予定をコツメちゃん抜擢のくだりはニコ生の一挙放送の時、たつき監督が来てて投稿者コメント欄で話してくれたねたしか。
※55
それも違くないか?
人間ファーストだと□寄りになっちまうぞ
かばんちゃんがスゴいのは「人間だから」じゃなくて「かばんちゃんだから」だよ
1期の最中も言われてた「人類の叡智」って褒め方、正直当時から好きじゃなかった
なんかそういうのを□制作陣が勘違いして、□での過剰な人間スゲー描写や動物とは違うんですアピールに繋がってる気がする
※57
なにかファーストってことじゃなくて、改めて動物としての人間の特徴にも気付くことができるってことじゃないかな
脚本の人そこまで考えて
いるような気がしてきた
さすがにサバンナ二人きりで崖降りて飛び石してちょっとQKしてキノヴォリするらへんは波無さ過ぎてダレるけど
それ以外は1話で世界観性格特徴関係話の目標設定までやってるのすごいよな
千代ちゃん「」
※20
豪華声優陣!豪華スタッフ!あの○○が手掛けた超大作!
そんな謳い文句でアニメに限らず一番の盛り上がりが最初だけって言うのはよくあるね
やっぱり名作と言われる作品は全話通して見てる人に伝えたい事、魅せたい物がハッキリしているね
※62
シャチバトがそうなりそうな予感。
※58
かばんちゃんがヒトではなく、「ヒトのフレンズ」だったのは、そういうことだろう。
動物と比較した時のヒトの特性あるいは「人間としてこうありたい」というある種の願いの象徴として、かばんちゃんがいるのではないかと思うよ。
※57
そうじゃなくてヒトの特徴にも凄い所あるよね!って事だろ。
1期見た人が人間ファーストだと思うんか?
あくまで「ヒトにもすっごーい所があるよね!」程度の描写だと思うんだが。
※65
そう言って叩いてたのが真フレのアウグストだ。
「いつもかばんが叡智で解決してるから、動物ファーストではなく人間ファーストのなろうものみたいだ」ってな。
挙げ句の果には「どこからともなくソリの部品を出してきて、ノリも釘もないのに積み上げるだけでソリを作り上げてた。この一点だけでも9話はクソ回だ」とかな。
※60
かばんちゃんの身体能力の低さ、サーバルちゃんがいかに優しいかの描写の為に全て必要だぞ
ド天才が必要と思って残してるシーンを何者でもない有象無象がいらんというのは滑稽な話よ
ニコニコで解説してた人もそうだけどこうやってうまく話せる人はすごいな
私は特に深く考えずアニメみて「すっごーい!」って喜んでるだけだから人に勧めたり、話そうとしてもこういった言い方はできない
※63
そういう歌い文句誘っておきながら、放映前に声優を刷新しました! あの有名監督に変わりました! やるから尚更たち悪いぞ
真フレそろそろシャチバト行ってやれよ、吉崎先生もそれを望んでいるぞ多分
※12
あの回で世界観がまた一つ広がった
※68
そう卑下するものじゃないよ
クソもミソも区別つけずにすっごーいするならただのキャバ猫だけど
上質なものを良いと感じる、低品質なものを悪いと感じる
その感性こそが一番大事なんだから
(感性も認知もタヒんでる例が下の記事にあるでしょ?)
※25
ニコニコの三幕構成の人は、1クール分全体を三幕に分けた考察をしてた
この人の場合は1話分を三幕に分けて考察してるな
たつき版が考察しがいのあるアニメだったからこそ考察力のあるファンが集まり、□での炎上から徹底的に身辺や違法性を洗われる事になった
米43
どっかのブログでは「キャラクターが一人いなくなったら成り立たなくなるってくらいの絶妙なバランスで組み立てていくといいシナリオになる」とか書いてあったな。まったくその通りだと思うわ。
最初こそキツイって思ったりもしたが2話以降もちゃんと見たらほんとお話作りのお手本みたいな良く出来たシナリオで驚いたよ
米27
世界観の紹介を優先すると言っても 3話は「お客さん」として足を運んではいない だから「ぺっ」された お客さんとして足を運んだのはライブと温泉とロッジだね
米60
だれると言ってもそこ伏線になってるのが凄いんだけどね
崖降りでサンドスターが出てるし、飛び石をした経験で二話の橋を飛び石みたいな作りになっている、休憩もヒトの特徴の説明をしている、キノヴォリも成長の証だから 日常に波無くても良いのよ
真フレ「シャチバト面白くないからけものフレンズでww」
吉崎も細谷も、なんでけもフレが受けたのが最後まで分かってなかった
たまたま低予算のクソアニメがネット民のオモチャにされてバズっただけ、みたいな感覚だったんだろう
だからたつきがチヤホヤされるのがムカついたり、儲けを独占できると思って
簡単に切った
素人でも分析できるような脚本とか映像技術がプロの作る側が何も分かってなかったというお粗末さ
個人の感想だけど主人公無双じゃなくて
あくまでサーバルすごーい!!カバすごーい!!etc…
につらなるヒトってすごーい!!なんだよな
人間じゃなくて動物の中のひとつであるヒトも結構すごいんだって気付けた
※78
謎の勢力(シュババッ)「一番気に入ってるのは6話でニホンツキノワグマがパンサーカメレオンに発した『消えた!?すごーい!』だ」
子供向けと思ってなめてかかったら大どんでん返し
見返すたびに新たな発見があるのが面白いよなあ
2はまたげそうな「細い谷」を出してくるとか
子供でさえ「ねーよwww」とツッコみたくなる稚拙さ
第1話の完成度はその時点で100%だったと思うが、
第12話視聴後に必ず全員が第1話に戻ってきて、
初回視聴をはるかに超える感動を呼び起こすことから
完成度は200%以上というありえない数値になってると思う。
続編が不遇な理由で作られなかったという喪失感がまたなあ
先に一番ではないと断言しちゃうけどかばんちゃんの良いところは
自分には出来ないところを理解した上でなら何が出来るのか、そしてそれをフレンズさんたちのためにどう生かせるのかを考え、実行できること
周りのフレンズさんはそんなかばんちゃんの発想と行動、知恵と優しさを学んでかばんちゃんと友達になる
最初は不安に駆られていたかばんちゃんが次第に勇気を得て最後には自分よりも大切な友達を助ける事を… ウッ(続行不能
かばんちゃんの一番良いところなんて多すぎてわかんないや!
実際は散々言われてた1話が二週目以降からは一番美しいと思い知らされるアニメなんて今まであっただろうか…?
君は物語に散りばめられた要素を読み取るのが得意なフレンズなんだね!
素晴らしい
理屈並べてうんちく語るも良し
頭空っぽにしてすっごーい!たーのしー!するも良し
けものフレンズってそういう懐の深い作品だと思う
□の呪いに常に縛られるのもアホらしいし、たまにはこうやって
「けもフレって良いよね」と駄弁るのも良いやね
※12
PPP回はヒトが絶滅したと聞いてハイライトが消えかけたかばんちゃんの気を癒すために必要だったとか、パーク中を回り海も泳げる彼女たちしかパークが島で昔港に人がいたと知らなかったとか?
とにかくご都合考察ではあるが、彼女たちがいないと港に行かなかったり、別の場所で黒セルってやられたり、逆に先にゴコクに行ってしまってパーク全滅の可能性だってある。
※79
おや、俺かな?
ぶっちゃけると全部一番すきだからこれこそが一番だ!なんてないんだけどね
1話初見でこれは面白いと感じた自分の感性を誉めてやりたい
後にその良さは散々語られたけど、当時1話切りクソ多かっただろうし
その後特に続きを見る事もなく、話題に乗り遅れるように続きを見る羽目になった自分をぶん殴ってやりたいけどな!
アニメ追っかけるとか久々にしたわほんと
この解説はいいね。
全話やってほしい。
※27
あれはどこで読んだんだったかな。2話までは水平方向の移動だったのが、3話で垂直方向の移動を提示したことで、物語世界が一気に立体的になったという考察があったような。
※84
「素晴らしい」がボンドルドの台詞に見えたw
1話初見でこれは面白いと感じて人に勧めて病人扱いされるまでが当時のデフォ
テッテケテンテンテンテンテンテン.テンテンッ♪
好き
一話はボロクソ言われてたけどな
自分は3話辺りからネットで少し評判になってたから一話切りしないで済んだ
シナリオの教材として、ここまで優れたアニメはそうない
※直球の下ネタは控えるようお願いします。