けものフレンズ最終話の全員集合はたんなる全員集合ではない
けもフレの最終話は、ただ全員集合の熱い戦闘シーンってだけなくて…背後から後脚を攻撃して陽動→落とし穴で移動封じ→お湯ぶっかけてかばんちゃんの喰われてる前脚を固定化→最大火力のヒグマさんが太腿を攻撃→救出後即退却…っていう、すさまじく論理的な救出作戦なところがとても好きです
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:11:23 +0000 2022
「デカブツは脚部を攻撃するのが基本戦術なのです」って感じで、はかせ達が道中で集まったメンバーを考慮してこの作戦を考えたんだろうと思ってます。で、とくに会話無く、はんたー3人組が意図を組んで作戦に乗ってくれるあたり、歴戦感というか阿吽の呼吸感あってすき。短いけど熱い戦闘シーンです
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:14:54 +0000 2022
格闘技的な解説:太腿へのローキックはカット(脚を上げる防御方法)されて膝で受けられると、逆に蹴った方のスネが危険と言われています。というわけで、きちんとセルリアンの前脚を地面に固定してから熊手(ツキノワさんのやつ)で殴ってカットを封じつつ攻撃の威力を上げているあたりリアルですき
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:21:35 +0000 2022
たんなる全員集合ってだけじゃなくて、こういう風に、「目的」とそれに見合う「手段」を考えて、各フレンズの「個性」を活かして「協力」の元で行う戦闘シーンなところ、本当に好き。もし各自がバラバラに戦ってたり強い奴が無双するだけの戦闘シーンだったら、あれほど盛り上がってなかったと思います
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:27:15 +0000 2022
そもそも↑の4つの要素は、それまでのけもフレの11話の全話を通してずっとテーマ(というか物語構造)として描かれてきたものなので…。よく言われるように1話目がけもフレ全話の「縮図」であるのなら、12話冒頭は今までの内容の「総まとめ」と言えます
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:29:25 +0000 2022
格闘技的な解説(その2):さらについでに…。万一セルリアンの前脚を固定化せずに攻撃をしてしまうと、ミスってうっかりかばんちゃん部分を殴ってしまう危険性だけでなく、脚が跳ね飛ばされて(=運動エネルギーが脚の移動に使われてしまう)大幅に威力が下がって脚を破壊できない可能性もあるかも…
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:34:37 +0000 2022
手持ちの格闘系の資料を読むと、こんなことが…。フルコン空手系の「スネで蹴り込む重いキック」を、頭部などの軽い目標に当てても、運動エネルギーが全部伝わる前に攻撃目標が動いてしまって(=頭が跳ね飛ばされてしまって)効果が薄い…。これと同じ原理ですね
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:38:19 +0000 2022
たつき監督がこんなマニアックなことまで考えて1期を作っていたかどーかは分かりませんが…(作ってたかも…)。でも、視聴者の「納得感」というのを突き詰めて試行錯誤していたことは間違いないはず…。そういうわけで、こういう冷奴は「個人の想像力に現実の方が追いついた」結果、の一例なのかも…
— 大きさの概念 (@OGainen)Wed Jul 27 12:43:22 +0000 2022
コメント
格闘技的な見方ってのは面白いな
もしかしたら最終話のエピ考えてから逆算して各話のフレンズの登場を考えてたりして
そしてそこまでしても足一本折るのが限度だったという恐怖。
かばんちゃんがフィルター貼ったり何なりしていなければ
フルパワーの黒いセルリアンが回復能力を持ったままキョウシュウを徘徊してただろう
このセルリアン一体だけでキョウシュウが壊滅していた可能性もある
※2
冷奴と言いたいけど、たつき監督なら計算ずくと思えるのが恐ろしいところ
※3
ハンター3人じゃ手詰まりになってたし
博士たち四神がなくなってるのは知ってたみたいだけどそこ止まりだったし
真面目に詰み直前だったっぽいよね
一応希望的観測としてリカオンが言ってた「供給追いつかないことによる自滅」の可能性もあったけど
※5
何とかなるけど時間は掛かるし負担が大きくなるし、耐久力がハンパないリカオンとか以外は厳しい状況だね。
綿密な打ち合わせなんて無理だし間に合わないし
出たとこ勝負でアドリブであそこまでやれたと考えてる
あとは野生の勘とヒト化した事で獲得した論理的思考のハイブリッド
たしかによくできていたけど、たつきだけの能力じゃなくて、スタッフ達のいいところを出し合って作った最終回なんだと思うよ。
ケムリクサの最終決戦はカッコよかったけど、けもフレほどのボリュームは感じなかった。
Irodoriの実力は当然だけど、やっぱり一期の制作現場にはプラス何%かの奇跡が起こっていたのだと思う。
けもフレは何も失わないための最終決戦だったけど、ケムリクサはもう失わないための最終決戦だったからね
ワイワイと明るくてボリューム満点というよりかは、こころなしかしんみりするような最終決戦だったと思う
1話は作り直したんじゃなかったか
たしか最後に完成したとか何かで言ってたような>1話
>もし各自がバラバラに戦ってたり強い奴が無双するだけの戦闘シーンだったら、あれほど盛り上がってなかったと思います
ん? 3年くらい前にそんなラストバトルを見た記憶があるような・・・
※12
なんかありましたねぇ
「思いの強さが強さに変わる」はずのただただやられまくるだけの海のご機嫌とやらと、はいはい強い強いなサーバルとカラカルが暴れまくる最終回
※3
海に入ると溶岩化して固まっちゃうからキョウシュウは大丈夫なのでは?
※14
かばんちゃんが生まれて最初の旅したとこはボスの発言的にキョウシュウだよ
※12
フワッフワなワンパンや劣化モンストだったりひどかったね…
十人十色が一つになって白一色になるのも良き
格闘技的な内容はさすがに冷奴だと思うけど、監督の場合自身の全てが作品に現れるから、どこかで考えた攻撃パターンなのかも知れない。
とにかく、掘っても掘っても矛盾が出ない時点で化け物級の作品だよ
かなり詰将棋的な戦いしてたよね
黒セルが足で反撃に出たらマーゲイが声真似で気を引いてる間に足を攻撃してたメンバーは避難、足が降りる地点に穴掘り部隊が穴を掘って足を一つ動けなくするとか
※10
急遽作り直したのは2話の後半じゃなかったかな
1話もより良くなるようギリギリまで随時アップデート繰り返してたようだけど
キノヴォリのシーンはギリギリに入れたんだっけか
キノヴォリは最後まで関係するシーンが存在する重要シーンだという事とを思うとよく判断したものだ
12話はそれまでの総まとめ回らしいまとめぶりが素敵。
あれほど気持ちのいい終わり方はなかなか見ないな。
一期を褒める内容の文章のはずなのに
どこかの某作品に対する皮肉にもなっている様に感じる
※12
戦闘シーンが適当なのもそうだけど、セルリアンの発生源っていう重要な謎が
そのまんま投げっぱなしだからなあ
そのうちの1枚はイエイヌが大事に保管してるのをラストでチラ見せって
ホラー物の文法そのものじゃねーか?
…で、「この最終回の展開なんて視聴者はわかりきってたから11話ショックなんて実は起きてなかった」と言い張ってるのが日常アライです。
「ガンダムの富野監督じゃあるまいしかばんが助かるのなんてわかりきってた」
「予告に誰もいなかったからどうせ全員集合エンドなのは予想できた」だとさ。
OPカットで挿入歌として流れるとか全員集合エンド自体はよくあるやつだけど、各々にしっかり個性を生かした出番があって良かったよね
メタ的に見ればそりゃ「今までと違う引きだからなんかあるだろうな」とか「作品の空気的に死亡エンドの可能性は低い」とか想像は出来る。
でもそんなのわかった上でどうなるんだろうって楽しんでた人の方が多かったんじゃないんですかねぇ…リアタイ勢じゃないからどんな空気だったのか判然としないけど、結果論持ち出して逆張りするのはちょっとなぁ
※23
ああ道理で。そんなつまらないことばかり言ってたらつまらない事しか呟けなくなるよね。
※22
キュルルの描いた絵がセルリアンになるのは
キュルル自身及びスケブ&クレヨンに含まれているであろう
女王の因子が関係しているのだとするなら、イエイヌが所蔵している絵は無害だと思うな。
キュルルが描いた物がでは無いし、紙も画材も
キュルルが使っている物では無いのだから。
逆にヒトが描いたり作った物なら全部セルリアンになるのなら
ワカメが所蔵している本からもセルリアンが大量発生しているでそ。
キュルクソがフレンズに絵を配っていたのは、一応善意のつもりだったはずだが、それがアダになるという結末だった。
基本ロクなことしないうえに唯一善意でやったことが災難になるとは、もうわざとこいつを疫病神として描いていたのかとすら思えるが、スタッフはそこまで考えてなさそうなのがなあ…。
※22
意図せずそうなっているのが一番のホラー、というオチまで完璧なのよね
ヒトの心を持たない化け物がいますよって意味で
※16
パンチしてないから”ワンパン”じゃないのかもしれない
(パンチじゃなくてスライドしてるだけだから)
※25
一週間ガチで仕事に影響出るレベルで消失感半端無かった
「ぁ“ぁ"ぁ“ぁかばんちゃん…」「でもあれが…もしかしたら…「ぁ”ぁ“ぁ”」*以下繰り返し
メタ読みは完全に倒すべき敵として描かれてたらそうなんだけど、一期のセルリアンは自然災害に近いものだからね…どう転ぶか鬼の匙加減で本当信じるしか無かったぜ
復活しても記憶が無いENDだって有り得たわけだし
※31
同意だにゃ
今までの雰囲気でかばんちゃんが助かるとは思うけどあの11話の終わり方…
ネット(ツイッター)では混乱の極みで全く関係のないシャープとかに助け求めてたものにゃ…
ニコ動の「さばんなちほー」で「S.T.A.Y」したり色んな意味で他を巻き込んでいたにゃ…
予想なんていくらでもできた
だが不安を覚えないこととは別問題なのだ
格闘技の専門知識に基づいてるかは不明だけど
誰ならどんな攻撃が出来るとか
それを陽動から直接攻撃へと順番に組み立てて
何度もシミュレーションしたんじゃないかと思う
※22
あれは単に絵もセルリアンのコピー対象ですってだけじゃないかと思う
まぁ一応より想い≒輝きのこもってる物をコピーした時ほど強力なセルリアンになるので
輝きがたくさん籠もっているキの絵をコピーしたセルリアンは強力って描写したつもりなのだろうと文脈的には推測できる
実際は誰でもワンパンでOKみたいな扱いされてたけど
エネルギーの逃げ場がない掴んでの攻撃や関節投げは危ないから普通にやめろよ
※35
キュルルが絵を気軽に描けない状況が全く解決できてない絶望的状況の深さは全く変わらない
※21
そもそも2は現代のアニメのあらゆる失敗例を網羅した作品だから
1期に限らず、何かしらの作品のどこを褒めても、
2を引き合いに出して比較できる不出来なポイントがある
※31
旅館も休んだり大変な騒ぎで苦しみもあったけど一週間楽みでもあったよね
※直球の下ネタは控えるようお願いします。