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『けものフレンズ』現象を読み解こうとするアニメ特撮研究家の評論

雑談・ネタ (141)

632: 名無しのフレンズ 2017/08/11(金) 23:52:46.28 ID:TRapfFUrd
『けものフレンズ』現象を読み解く アニメがそなえる「魔法のパワー」 氷川竜介
http://imidas.shueisha.co.jp/jijikaitai/detail.html?article_id=L-40-240-17-08-G170
久々に良質なけもフレ論を見れて満足。

>特に『けものフレンズ』の場合はキャラクター性が突出するよう考えられているため、一見ゆるく、拡がりのある大衆向けの入り口があるのがいい。
そこから気軽に入っていくと、実によく考えられている奥の深さを楽しめるという「構造」の点で、秀逸である。これは「動線がうまく考えられている動物園」なのだ。

「すごーい!」「たーのしー!」などのゆるいセリフと魅力あふれるキャラクター、その一方でどこか不穏な気配も感じさせるストーリー展開が話題を呼び、2017年を代表するヒット作となったアニメ『けものフレンズ』。ヒットの秘訣は何だったのか? なぜ放送終了後もその熱量が持続し続けているのか? アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が分析する。

「けもの」を媒介に拡大するヒット作

 深夜帯で2017年1月から3月まで放送されたTVアニメ『けものフレンズ』(全12話、テレビ東京ほか)の人気拡大が止まらない。動物を擬人化した美少女キャラ《フレンズ》を描く点では、特に珍しいものではない。近年、他にも動物テーマの児童向け作品が複数あった。だが、過去のどれとも違う新しいタイプのブームを起こして注目が集まっているのである。
 本編が2話ずつ収録された公式書籍『けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック』の第3巻の帯には、「20万部突破の大ヒット!!!」と記されている。衰退するソフト販売ビジネスでテレビアニメは各巻3万本も出れば年間ベスト20に入るほどだから、各巻7万本級となれば破格の数字である。7月26日に発売された第5巻の帯ではファンの要望にこたえて第2期の制作決定も発表されている。
 放送終了からあまり間を置かず、他メディアで展開している点もすごい。6月には品川プリンスホテル クラブeXでミュージカル『舞台 「けものフレンズ」』が開催された。サーバル、フェネック、アライグマたちアニメ版の声優がキャラの姿で歌って踊ることで大人気となった(2018年1月に再演決定)。東武動物公園をはじめとする全国各地の動物園や、JRA(日本中央競馬会)などとのコラボ企画も、「現実のけもの」と深く関連づけた点で秀逸である。

http://imidas.jp/opinion/L-40-240-17-08-G170.html
664: 名無しのフレンズ 2017/08/12(土) 00:03:05.32 ID:Lxw6q8a20
>>632
この人、ちょっと前に新聞でコラム書いてた人だよね
良い解説だった

764: 名無しのフレンズ 2017/08/12(土) 00:49:04.15 ID:ckzH6x2p0
>>632
良い評論だった おもしろかった

>『けものフレンズ』のように、控えめに静かに動かし、間を大事にしつつも「大切な時間」を観る者に想像させるタイプの3DCGアニメーションもあり得るということだ。
控えめに静かに動かしつつも情報量はなぜか多い絵作りやストーリーがたつきのすごい才能だよなあ

>この発見は、もしかしたら、「日本らしいアニメ文化」に新たな1ページを加えるものかもしれない。
この高評価はたつきファンとしてうれしくなってしまった 


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